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AWS Architecture & Infrastructure

AWS構築・設計

新規・移行・最適化を“事業要件”から設計する

AWS構築は、単なるクラウド移行ではありません。

事業の成長速度、リスク許容度、運用体制、コスト構造を踏まえ、持続可能な基盤を設計することが目的です。
同じAWSでも、出発点が違えば設計は変わります。

AWS構築の前提:技術ではなく“要件”で決める

最初に揃えるべきは、技術選定ではなく事業要件です。

  • 何を止められないか(SLA / 可用性)
  • 伸びる可能性はどのくらいか(スケーラビリティ)
  • 誰が運用するか(体制 / スキル / 属人化)
  • 守るべきものは何か(セキュリティ / 個人情報)
  • コストの優先順位(固定費を抑える/変動費で伸ばす)

ここが曖昧なままだと、「過剰構成で高コスト」か「安いが運用できない」かのどちらかに寄ります。
結果として、技術はあるが事業に耐えない基盤になります。

目的別:3つのAWS構築パターン

A. 新規構築(0→1での立ち上げ)

スピードと拡張性を両立させる設計

想定されるケース

  • 新規事業を立ち上げる企業
  • まずはMVPを早く市場に出したい
  • 検証しながら段階的に拡張したい

設計の基本方針

  • 早く出す
  • 後から壊さず伸ばせる
  • 運用が属人化しない

初期から過剰な冗長構成を目指すのではなく、“最短で出して、伸びたら強くする”構造を設計します。

主な論点

  • アプリ構成の選定(コンテナ/サーバレス等)
  • マネージドサービスの活用方針
  • 環境分離の粒度

B. 他サーバーからの移行(オンプレ・レンタル・他クラウド)

リスク最小化と再設計を分離する

想定されるケース

  • 老朽化や保守切れが迫っている
  • 障害が増えている
  • セキュリティ・監査要件が厳しくなった

設計の基本方針

  • まず止めずに移す
  • 移行と最適化を同時にやらない
  • 運用前提の構造に再設計する

移行で最も危険なのは、「全面刷新」を同時に行うことです。段階移行(フェーズ分割)を基本とします。

主な論点

  • 移行方式の選定
  • データ整合性の担保
  • 切替戦略(Blue/Green等)
  • 移行後の運用責任分界点

C. 既存の最適化(AWS運用中の見直し)

可視化・安全化・収益性改善

想定されるケース

  • AWSコストが年々増えている
  • 障害の検知・対応が遅い
  • セキュリティ監査の対応が不安
  • インフラ運用が属人化している

設計の基本方針

  • 可視化
  • 安全化
  • 最適化

“とりあえず動いている”状態から、回り続ける構造へ再設計することが目的です。

主な論点

  • コスト構造の整理
  • 権限・ネットワーク設計の見直し
  • 単一障害点の排除
  • 監視・アラート体制の再設計

検討すべき論点

1. コスト構造

無駄なリソース排除、予約・Savings活用、スケール設計を通じて、固定費と変動費のバランスを設計します。

2. セキュリティと統制

権限設計、ネットワーク分離、ログ管理を含め、監査に耐える構造を作ります。

3. 信頼性

単一障害点の排除、バックアップ、DR設計(RTO/RPO)により、止められない前提で設計します。

4. 運用の再現性

監視・Runbook・IaCにより、属人化しない運用を実現します。

5. ガバナンス

アカウント設計や権限統制を整え、将来の拡張に耐える基盤を作ります。

なぜ今、AWS設計が重要なのか

クラウド利用が一般化した結果、コストのブラックボックス化やセキュリティ事故が経営課題化しています。
AWSは“安い”から選ぶ時代ではなく、構造設計次第で事業の速度とリスクを左右する基盤です。

私たちのAWSの考え方

AWS構築は、構築物そのものよりも意思決定の質が成果を左右します。
技術だけを選定すると、過剰構成か脆弱構成のどちらかになります。

私たちは、運用から意思決定までを一貫して設計します。

  • 要件定義(事業と運用から逆算)
  • 構成設計(過不足なく、将来拡張を見据える)
  • 実装・移行支援(段階的リスク管理)
  • 運用設計(属人化を排除)
  • 継続改善(可視化 → 改善サイクル構築)

得られるもの

  • 新規 / 移行 / 最適化に応じた最適な判断軸が明確になる
  • コスト・安全性・運用負荷のバランスを数値で把握できる
  • 障害時に復旧可能な構造を持てる(属人化しない)
  • 監査・セキュリティ要件に対応できる
  • 事業成長に合わせて拡張できる基盤を持てる

AWS構築を“インフラ作業”から“事業基盤”へ

何を止められず、どの速度で成長し、どのリスクを許容するのかを定義し、事業に耐える基盤を構築します。

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